障害者虐待の状況等が発表されました
令和3年度使用者による障害者虐待の状況等が発表されました。
ポイントは下記の通りです。
【ポイント】
①通報・届出のあった事業所数※2は、前年度と比べ3.7%減少し、1,230事業所。
通報・届出の対象となった障害者数は、前年度と比べ1.6%増加し、1,431人。
②虐待が認められた事業所数※2 は、前年度と比べ2.2%減少し、392事業所。
虐待が認められた障害者数は、前年度と比べ0.8%増加し、502人。
③認められた虐待の種別※3では、経済的虐待が420人(77.6%)と最も多く、
次いで心理的虐待が61人(11.3%)、身体的虐待が32人(5.9%)。
- ※障害者とは、「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害含む)その他心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であって、障害および社会的障壁により継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの」(障害者基本法第2条第1号)としており、障害者手帳を取得していない場合も含まれる。
- ※2事業所数は、通報・届出の時期、内容が異なる場合には、重複計上している。
- ※3ひとりの被虐待者に複数の虐待が認められた場合は、重複計上している。
虐待の種別については、P2「虐待の定義」参照。
詳細については下記、厚生労働省の資料をご確認ください。
上記の数値をみても大幅な改善されている感じはしませんね。。。
⇩⇩令和3年の報酬改定で「障害者虐待防止」と「身体拘束適正化の推進」に向けた内容が示されました。これまで努力義務だった内容が、令和4年度からは一部義務化となっていますので大幅な改善がを期待したいです。
下記、参考資料 第119回(R3.10.1)「社会保障審議会障害者部会」より