障がいのある子どもは自転車の後ろに乗せてもいいの? 2026年4月開始の青切符制度とあわせて解説
2026年4月から、自転車の交通違反にも青切符制度が始まりました。
2026年4月から、自転車の交通違反にも「青切符」制度が導入されました。
障がいをかかえるお子さんがいる保護者として気になるのは、次のような点ではないでしょうか。
- 小学生の子どもを自転車の後ろに乗せてもよいのか
- 障がいのある子どもであれば、例外的に乗せてもよいのか
この点について、インターネット上では一部、誤った解釈も見られます。
私の子どもも障がいのある小学生で、特別支援学校の送迎バスのバス停まで、毎日自転車で送り迎えをしています。同じバス停を利用している他のお母さん方も、同じような状況です。そのため、気になって調べてみました。
まず、自転車は原則として、運転者以外の人を乗せることはできません。これは、道路交通法第57条第2項に基づき、各都道府県の公安委員会規則で定められています。
例外として認められているのは、たとえば16歳以上の運転者が、未就学児を幼児用座席に乗せる場合などです。警察庁のホームページなどでも、このように案内されています。
つまり、小学生以上の子どもを自転車の後部座席に乗せることは、原則として認められていません。障がいのある子どもの場合も、同じ扱いになります。
福岡市の公開回答でも、道路交通法や各都道府県の道路交通規則により、小学校入学前の幼児を幼児用座席に乗せる場合などを除き、二人乗りは禁止されていると説明されています。また、自治体が独自に例外を設けることは難しいとされています。
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青切符の対象に?
では、「青切符の対象になるのか?」についてもまとめてみました。
警察庁のホームページでは、自転車の二人乗りなどは「軽車両の乗車・積載制限違反」に当たり、16歳以上の運転者については、反則金3,000円の対象とされています。
ただし、警察の取締りは、まずは指導・警告が基本とされています。そのうえで、悪質・危険な違反や、実際に危険を生じさせた場合、また警告に従わない場合などに、青切符の対象となるようです。
つまり、違反に当たる可能性はあるものの、すべてがすぐに青切符の対象になるわけではなく、「悪質・危険」と判断される場合に取り締まりの対象になる、ということのようですね。
ここまでを整理すると、障がいのある子どもであっても、小学生以上の子どもを自転車の後ろに乗せることは、原則として認められていません。また、16歳以上の運転者であれば、青切符の対象になる可能性があります。
一方で、令和8年4月20日の参議院内閣委員会では、牛田まゆ氏(国民民主党)の質問に対し、「障がいのある児童を同乗させているからといって、直ちに取り締まりの対象となるものではない」といった趣旨の答弁がありました。
少しグレーな印象もありますが、実際の運用としては、
「本来は認められていないが、悪質・危険なケースでなければ、直ちに青切符を切るということではない」という受け止め方が近いのかもしれません。
令和8年5月20日の衆議院内閣委員会でも取り上げられていました
令和8年5月20日の衆議院内閣委員会では、中道改革連合の泉健太議員が、自転車の幼児用座席に子どもを乗せられるのは「小学校入学前まで」とされている現行ルールについて、見直しの必要性に言及していました。
主なポイントは以下の通りです。
- 自転車の二人乗りは、原則として禁止されている
- 例外として、幼児用座席に乗せられるのは「小学校入学前の幼児」までとされている
- 一方で、幼児用座席のSG基準では「体重24kg以下・身長120cm以下」とされており、小学校低学年でもこの基準内に収まる子どもは少なくない
泉議員は、病院や学校への送迎、買い物、障がいのある子どもの移動など、やむを得ない事情がある家庭も多いと指摘しました。
そのうえで、身長・体重では安全基準内であっても、「就学前」という年齢制限によって同乗できなくなるのは、二重基準で矛盾があるとして、小学生についても条件付きで同乗を認めるべきだと主張しました。
見直し案としては、次のような方向性を示しています。
- 身長・体重に関するSG基準は維持したまま、年齢制限を撤廃する
- 身長・体重の上限そのものを緩和する
特に、泉議員は身長・体重の上限拡大を求めていました。
これに対し、赤間二郎国家公安委員長は、こうした要望が多いことは認識しているとしたうえで、自転車事故の増加、安全性、自転車の耐久性や安定性、都市部と地方の事情の違いなども踏まえながら、今後のルール作りを検討していくと答えました。
具体的な方向性はまだ決まっていないものの、「国民生活の向上を阻害しない形で検討する」という趣旨の答弁でした。
今後、生活実態や安全面を踏まえたうえで、基準が見直され、必要な家庭が安心して利用できる制度に変わっていくことを願っています。
もちろん、安全が最優先ですが(^^♪
◆自転車の交通ルールのついては、以下、警視庁のHPをご確認ください◆



